群馬県太田市、大泉町近郊で、今後子どもたちがお墓を管理していくのが難しい、負担をかけたくないなどの理由から、墓じまいをするには、誰に相談し、どのような視点から考えたらよいのか、その費用はどのくらいなのか、基本的な流れを解説します。太田市や大泉町近郊でも、少子化や都市への人口流出により、お墓の管理が難しくなるケースが増えており、墓じまいを選択する人が増加しています。
墓じまいとは
墓じまいとは、お墓を撤去して遺骨を他の場所へ移す、もしくは供養することを指します。具体的には、墓石を撤去し、遺骨を新しい墓地や納骨堂、樹木葬、または永代供養墓などに改葬します。
- 相 談 先
墓じまいに関しては、以下の専門機関に相談することが一般的です。
１）寺院や霊園の管理者:
お墓がある寺院や霊園の管理者に最初に相談する必要があります。墓じまいには宗教的な儀式や手続きが関わるため、僧侶や管理者の協力が不可欠です。
２）石材店:
墓石の撤去や整地などの作業は、石材店に依頼することが多いです。地元の信頼できる石材店に見積もりを取ることをお勧めします。
３）行政窓口:
墓じまいを行う場合、遺骨の改葬許可が必要です。太田市や大泉町の役所で「改葬許可申請」を提出する必要があります。
４）行政書士など士業関係者:
相続に伴う土地や墓地の権利関係に関する問題がある場合、行政書士や司法書士に相談することで、適切な法的手続きを踏むことができます。
２．墓じまいを検討する際の視点
墓じまいを行う際に考慮すべき視点は以下の通りです：
１）改葬先の選定:
墓じまい後に遺骨をどこに移すかを決める必要があります。一般的には次の選択肢があります。
２）新しい墓地:
別の場所に新しいお墓を建てる。
３）納骨堂:
室内型の納骨施設に安置する。
４）樹木葬や海洋散骨:
自然葬の一種で、特に後継者がいない場合に選ばれることが多いです。
５）永代供養墓:
寺院や霊園が遺骨を永代にわたり供養してくれる形式。
６）費用の検討:
墓じまいには墓石の撤去費用や改葬にかかる費用が必要です。さらに、新しい墓や納骨堂の費用も考慮しなければなりません。
７）宗教儀式の有無:
宗派によっては、墓じまい時に特定の儀式（閉眼供養など）が必要です。事前に寺院に確認しておくことが重要です。
８）家族や親戚との相談:
お墓は家族の歴史と密接に関わっているため、墓じまいをする際には親族とよく話し合い、合意を得ることが大切です。
- 墓じまいの費用
墓じまいにかかる費用は、以下の項目に分かれます：
１）墓石撤去費用:
墓石を撤去して更地に戻す費用は、一般的に10万円〜50万円程度かかります。墓石の大きさや墓地の立地条件によって変動します。
２）改葬許可申請費用:
役所に提出する改葬許可申請書にかかる費用は数百円〜数千円程度です。
３）改葬先の費用:
新しい墓地や納骨堂、永代供養墓などにかかる費用は、場所や供養方法によって異なりますが、数十万円〜100万円程度が一般的です。
４）閉眼供養などの儀式費用:
寺院での供養や宗教儀式にかかる費用は、数万円程度のことが多いですが、寺院や宗派によって異なります。
- 注 意 点
墓じまいを進める際には、次の点に注意が必要です：
改葬許可申請が必須:
１） お墓を移すためには、改葬許可が必要です。新しい墓地や納骨先が決まってから申請するのが一般的です。
２）契約内容の確認: 寺院や霊園との契約内容を確認し、墓じまいに伴う費用や手続きの詳細を把握しておくことが大切です。
３）家族や親戚の理解:
墓じまいは感情的な問題を引き起こすことがあるため、親族との十分な話し合いを行い、合意を得ることが重要です。
結 論
今回地元太田市や大泉町近郊での墓じまいをするケースで説明してきましたが、寺院や霊園、行政機関に相談し、費用や改葬先を慎重に検討することが必要です。そして親族とよく話し合い、適切な専門家のサポートを受けることで、スムーズに進めることができます。他の地域でも参考になりますので、地元でよく調べて下さい。 by 群馬県太田市 瀧口行政書士事務所
